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カーペットで予防するハウスダスト、アレルギー対策
カーペットの素材選びから日常のお手入れまで

カーペットの素材カーペットを選ぶ場合は、用途に応じた素材を選ぶことが大切です。使用目的や使用場所にあったものを選びましょう。例えば、耐久性が必要な場所には、すりきれにくいナイロンカーペットが多く採用されます。繊維の特徴を考えて適切なカーペットを選びましょう。

カーペットの素材の代表例と価格帯
ウール
特徴: 自然素材特有の親水性に優れ調湿作用があります。また、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを吸着し再放出させない働き(自浄作用)があることで知られています。保温性が良く、弾力性に富み手触りが良い、燃えにくい、染色性が良い、柔らかくて暖かいなど古くからのカーペットの代表的素材となっています。また、天然素材の特質を補強する為の防虫加工や、セラミック質の持つ遠赤外線作用による忌避効果を利用した安全な防ダニ材などが改良普及してきております。
価格帯 (低)4,000円/m2〜(中)7,000/m2〜(高)10,000円以上
ナイロン
特 徴 カーペットの素材の中で最も耐久性・耐磨耗性に優れているのがナイロンです。非常に強くて軽い、薬品や油・カビや虫害を受けない、すりきれの強さがほかの繊維に比べて格段に優れているなどの理由でオフィスやホテルのロビーなど、人の行き来の多い場所に好んで使われています。特に、丈夫なナイロンのフィラメント(極細で他の繊維よりも長いの1本糸)をループ状に撚り合せて加工したループタイプのカーペットは切れにくいため、摩擦による遊び毛の発生を解消する事ができるため、カラーバリエーションの豊富な商品については子供部屋にも採用されています。
価格帯 (低)3,500円/m2〜(中)5,500/m2〜(高)10,000円以上
アクリル
特 徴 ふっくらとして柔らかく弾性や保温性が良いなど、ウールと似た風合いを持ちます。耐薬品性がありカビや虫害を受けない、染色の鮮明さ・堅牢度に優れる、などの優れたメリットがあります。ウールの風合いを持つカットタイプが多いため、遊び毛はやや多目となります。
価格帯 (低)3,500円/m2〜(高)6,000円前後
ポリエステル
特 徴 滑らかな棒状の合成繊維で、摩擦に強く合成繊維の中では最も熱に強い。日光や薬品に強く、カビや虫に侵されないなどが特徴です。カットタイプにはウールやアクリル並みの質感をもつ素材もあります。
価格帯 (低)3,500円/m2〜(中)5,500/m2〜(高)10,000円以上
ポリプロピレン
特 徴 水に浮くほど軽く、しかも強い素材です。酸・アルカリなど化学薬品に強く、カビや虫に侵されません。長繊維なので遊び毛が出にくい、親水性がないので湿気を取り込みにくく汚れが付きにくいといった特徴を持っています。
カーペットの中で最も安価ですが、繊維にややしなやかさが欠けます。
価格帯 (低)3,000円/m2前後〜(高)4,000円前後

どちらが安全?
「カーペット」と「フローリング」
カーペットはハウスダストのゴミ箱です。こまめなお掃除でホコリの浮遊を抑えます。

掃除機をかけたばかりなのに、なぜかテレビやテーブルにホコリがたまっていたという経験はありませんか?カーペットはダニを繁殖させやすいという理由で、最近は多くのご家庭がフローリングを選択しています。しかし、
フローリングの表面が平らなためどんなに清潔にしていても人間が生活する限り常にハウスダストが舞いやすい状態にあります。フローリングは表面が繊維質で複雑な形状のカーペットに比べるとホコリの舞う量が3倍になるといいます
近年の住まいは、昔と比べ気密性が増し、ハウスダストが家の外に出にくい状況にあります。また、エアコンなどで空気を拡散させ、大量のハウスダストを家中に浮遊させる環境を自然につくりあげてしまっているのです。

フローリングにしてもダニは存在します。
一般的な認識では、フローリングではダニが住み着けないと思われがちですが、2004年に日赤和歌山医療センターと家庭用品メーカー花王が共同で行った調査(都内のマンション・1戸建ての計12戸が対象)によると,フローリング表面から採取したホコリには、ぜんそくなどのアレルゲンとされるダニのフンや死骸に含まれるたんぱく質の量(厚生労働省基準・フローリングの部屋1平方メートル当り5ナノグラム以下〔ナノは10億分の1〕以下)が国の基準以下になった世帯は1戸もなく、最大で基準の20倍の量のたんぱく質が検出されたということです。また排気の強い掃除機を使用すると、フローリングのホコリが舞いやすいため、掃除後2時間経過の再調査でも指針の基準値を上回ったと報告されています(一方濡れた布での拭き掃除では95%以上のたんぱく質が除去でました)。〔2004/5/3 読売新聞記事より〕


カーペットはダニの温床とかアレルギーを悪化させる原因としてずいぶん悪者扱いされてきました。適切なメンテナンスを行わずに敷きっぱなしにしていたらそうかもしれませんが、しかしカーペットには室内の空気を清潔保つためのたくさんの利点があります。カーペットの毛並み(繊維)は室内のチリやホコリを吸着しますし、ウールにいたってはシックハウスの原因となるホルムアルデヒドを吸着し再放出させない働き(自浄作用)があることで知られていますので、それらの吸着機能の無いフローリングのような硬質材と比較して、ホコリが再び高く舞い上がりにくく、クリーンな室内環境を保ちやすい構造となっているのです。当社はカーペットだけでなくフローリングの施工も行いますので、どちらも大切な商品と位置づけていますが、普段の生活でこまめな掃除が可能で、なおかつハウスダストによるアレルギーでお悩みのお客様にはカーペットをおすすめしています。また、アレルギーの症状や度合いにより、カーペットの素材も、ホルムアルデヒド吸着性に富むウールや、遊び毛の発生を極力抑えるナイロンなど打合せの中で最も適切と思われる素材を提案させていただいております。

ハウスダストをキャッチするゴミ箱
 カーペットの汚れの八十パーセントはホコリによるもの。毎日、まずカーペットの毛足にたまったホコリを、掃除機で吸い取ります。毛足の奥までホコリが入り込んでしまうと、取り除くのが困難。こまめにかけることが大切です。また、スピーディなかけ方では、なかなかきれいになりません。ちょっとした心がけで、差がつきますのでコツをおさえて、美しく仕上げましょう。
こまめに、カーペットの毛足にたまったホコリを掃除機で吸い取ります。

カーペットの優れた特徴
安全性 床や階段が滑りにくく、転んでもカーペットがクッションになりケガをしにくいという特徴があります。また、クッションの役割を果たすので足腰や関節にも優しい素材です。
居住性 衣服が繊維であるように人体に最もなじむ素材は繊維です。やわらかく弾力性があり、空気を含む暖かい素材なので居住空間を快適なものにします。
防音性 衝撃を吸収して防音効果を示すほかに、パイルの吸音作用によって残響を抑え室内を静かにします。
断熱性 保温効果や保冷効果があるため床下に熱が逃げず、また床下から熱や冷気が侵入しないようにします。
温冷感 冬の朝などは、床が暖かく快適です。
装飾性 古代よりカーペットはステイタスシンボルであり、室内装飾効果を高める重要な要素を持っています。
衛生性
(集塵性)
カーペットを敷いた部屋は、浮遊塵が最も少なく衛生的だといわれています。日頃の手入れがしっかりできていれば、室内に舞うホコリの量は極端に減ります
 
このように、カーペットは、その手入れ方法さえしっかりしていれば、室内環境を快適に保つ大切な機能を備えているのです。

日本人の3人に1人がアレルギー
 
30年程前には聞きなれなかったアトピー性皮膚炎や花粉症。しかし厚生労働省の調査では、日本人の3人に1人がアレルギー症状を持っていることが明らかになっています。特に幼児性アトピーはここ10年で2倍に増加しています。別の調査では、日本人の90%がアレルギーを起こしやすい体質であるとの報告もあり(国立生育医療センター)、さらに、アレルギー症状の80%以上がハウスダストに反応するという調査結果があります。
アレルギー増加の原因は、大気汚染や住環境の変化、食品添加物や合成物質の増加、ストレス社会などのさまざまな要因が考えられます。特に最近では高気密高断熱の住まいづくりで家の中が快適になったことにより、逆に家の中の生態系が崩れたことが家庭内でのアレルゲンの発生に大きな影響を与えていることは無視できない事実です。
アレルギーを発症する原因の中で、ダニ・花粉・カビ・動物は、ハウスダストに含まれています。現在の家は、昔と比較して気密性が増し窓を開ける回数が減ったこともあり、家の中で発生したハウスダストが家の外に出にくい状況です。状況によっては室内で吸い込む空気の質が食べ物や飲み物以上に家族の健康に与える影響は大きいため室内環境の衛生面に注意が必要です。
アレルギーの定義
 本来、人間の体をいろいろな菌などの有害なものから守るための免疫システムが、なんらかの理由で変わった反応をおこすこと「変わった反応能力」をあらわすことをアレルギーと言います。
 免疫とアレルギーは全く同じ反応からおきます。体外から侵入する異物に対してこれを除去しながら、体に利益をもたらす反応を免疫、体に不利益をもたす反応をアレルギーと言うわけです。
 歴史は古く、再古参のアレルギー疾患ともいえる気管支喘息は紀元前400年頃の書籍でも紹介されてます。
アレルギーのメカニズム
 体内に入ってきた異物を「抗原」といい、特にアレルギーをひきおこす原因のことを 「アレルゲン」といいます。この抗原が体に入ってくると、それに戦うべく体内に抵抗物「抗体」が生まれます。この「抗体」を体が記憶し、次に同じ抗原が入ってくると同じ抗体がでてきて、同じ反応を示します。つまり、なんらかの原因で花粉に対して抗体ができてしまうと、次に同じ花粉が入ってきたときに同じ抗体がかってにでてきて反応をおこすわけです。くしゃみや鼻水は、この抗体による反応の一種です。
アレルギーの発生要因
 アレルギーの発生する原因には、下記の2点が大きく関係しています。
(1)環境中にアレルゲンが多いこと。
(2)体質的にアレルギー性素因を持ち合わせていること。
 現在、アレルギー性素因を持ち合わせている人は、全人口の約20%存在し、遺伝する傾向が強いと言われています。

疾患部位

主な症状

主な疾患名

主なアレルゲン

かゆみ・涙
充血

花粉症
アレルギー性結膜炎

吸入性アレルゲン=ハウスダスト・花粉・ペットの毛など。

くしゃみ・
鼻水・
鼻づまり

アレルギー性鼻炎
花粉症

吸入性アレルゲン=ダニ・カビ・花粉など。

咳・痰・
腫れ・発疹・呼吸困難

気管支喘息
アレルギー性気管支肺真菌症

吸入性アレルゲン=ダニ・カビ・花粉など。
食物性アレルゲン=卵・牛乳・大豆・とうもろこし・鯖・アスピリンなど。

胃腸

下痢・嘔吐・アレルギー性下痢・アレルギー性腸炎

食事アレルギー
アレルギー性便秘
花粉症

吸入性アレルゲン=ダニ・カビ・花粉など。
食物性アレルゲン=牛乳・肉類・カニ・エビ・鯖・鰯・小麦など。

皮膚

発疹・赤斑・水泡・掻痒感

じんましん・湿疹
接触性皮膚炎
花粉症・薬疹
アレルギー性皮膚炎

吸入性アレルゲン=ヒョウヒダニ・花粉など。
食物性アレルゲン=卵・牛乳・穀類・魚類など。
接触性アレルゲン=クロム・ニッケル・漆など。
刺咬性アレルゲン=ハチ・蚊・ツメダニなど。
薬物性アレルゲン=風邪薬・痲酔薬など。

その他

高熱・
ショック
頭痛

アナフィラキシーショック・
溶血性貧血

食物性アレルゲン=卵・牛乳・大豆など。
接触性アレルゲン=クロム・ニッケル・漆など。
刺咬性アレルゲン=ハチ・ツメダニなど。
薬物性アレルゲン=ペニシリンなど。



寝具の脅威
 カーペットのお手入れの前にまずは寝具のダストチェックを
家庭の中で最もハウスダストの多い場所はどこでしょう?リビング?台所?
ぜんそくの発作は、就寝中に起こることが良くあります。以前は、フトンに入ると体が温かくなるから発作が起こりやすいといわれていましたが、今では、毛布やフトンの中にあるダニなどのアレルゲンを寝返りの際に吸引し、それが原因で発作が起こるのではないかと多くの方が指摘しています。「寝具からハウスダスト(アレルゲン)をいかに効果的に除去するか」それがアレルギー対策にはとても大切です。本ページはカーペットのメンテナンスを主目的としておりますが、ハウスダストによるアレルギー回避の第1番の処置として、
一日の生活の中で3〜4分の1を過ごし、なおかつ口・鼻に密接する寝具のダストチェックを念入りに行ってください
寝具の脅威イラスト
寝具が不衛生であれば、寝返りをうつたびに危険なハウスダストが顔に降りかかり続けることになります。
寝具のお手入れ
天気のいい日。多くのご家庭ではフトンや毛布を天日に干して叩いています。あなたも何の疑いもなく叩いていませんか?どうして叩くのか考えたことはありますか?
多くの場合、干して叩けば余分なホコリが取れて気持ちよく寝られると誤解しているのかもしれません。子供のころ、バスや電車のシートを手のひらで叩いた記憶はありませんか?そう、叩くことによってシートの中のホコリが表面に浮かび上がり、手のひらの跡がシートにつきますね。叩けば叩くほどシートのホコリは表面に浮かび上がるだけで、ホコリはどこかに飛んでいくこともなく、そこに残ります。
フトンの場合も叩けば叩くほどフトンの中のホコリ(ハウスダスト)が表面に浮かび上がるだけで、取り込んだ後はそこに顔をつけて寝ることになります
 
  「表面」のダニや死骸の数 匹/m2 「内部」のダニや死骸の数 匹/m2
カーペット 5,000 〜 1,000
10万 〜 200万
布団 50 〜 300 10万 〜 3億
 
フトンを干してもそこにいるダニが死ぬわけではありません。熱を嫌うダニはフトンの裏側に逃げるだけで決して死ぬことはないのです。フトンなどの寝具のお掃除は、干した後に必ず掃除機をかけてハウスダストを徹底的に吸い取ることが必要です
イラスト
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確かにクリーニングによって衣類に付着した汚れやシミなどはとれます。ただし、クリーニングは個々の衣類を独立して洗浄することはありませんので、洗浄の際には他人の衣類とまとめられてしまいます。その時の汚れには個人差がありますし、汚れの種類も多種多様といえます。また、ペットの毛なども混在してしまうため、目の粗い素材の繊維をクリーニングに出される場合はペットアレルギーの方は要注意といえます。
クリーニングでは「完璧な集塵」処理がされませんので、たまたま一緒にクリーニングされた衣類に他人の老廃物や動物の毛などが多く付着していた場合などは身に覚えの無い微細なホコリや毛をいただいてしまう可能性がありますのでご注意ください。
ハウスダスト、ダニ対策。ミツワインテリアが採用する逸品
ホコリ叩き出さなければ集塵できません。また、ダニは吸引する事で対処することは大切ですが、ダニの振動に弱い性質を利用して、縦方向に超高速で回転させるブラシの振動で殺虫する事が最適と考えます。浮き上がる埃と一緒にダニも撲滅させる。これを実現するのが当社が採用しているドイツ製「フォアベルク」社のアレルギー対応コーボルト掃除機です。フォアベルク社は120年の伝統を誇るドイツ屈指のカーペットメーカーです。毎分5,800回転の高速回転がカーペットの奥に潜むホコリやダニの死骸を徹底的に叩き出して除去します(特殊構造のブラシを採用している為ホコリが室内に拡散する事なく完全に集塵されます。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館」所蔵 ドイツ室内空気衛生事業団(テュフ)認定書 優れた集塵機能
クリーニング直後の衣類も毎分5,800回転高速回転でホコリをたたき出すアレルギー対応掃除機で集塵すると・・・
目の粗い素材などでは繊維の汚れは落ちても、微細なホコリや老廃物が確実にとれます。それが他人や動物のものである可能性も否定できません。

ハウスダスト
 家に中にある埃のことです。窓から入ってくる砂埃や、繊維から出る綿埃、カビの胞子、小さなダニなどが含まれます。これが空中に舞い上がり、吸入することによって、気管支や鼻の粘膜に付着したり、つきささってアレルギーをおこします。中でもダニやカビの胞子はアレルギーをおこしやすいアレルゲンです。防ぐ方法は、こまめな掃除と換気、埃のたまる場所をつくらないことです。
アレルギー発症原因ランキング
アレルギー発症原因ランキングイラスト

ハウスダストに含まれるものの代表例
▼有機的な粒子
ダニ(生体、死骸、抜け殻、フン、卵)
人体(髪の毛、フケ、皮膚の老廃物)
動物(毛、排泄物、唾液、皮膚の老廃物)
草木の花粉、植物の種子
カビ、バクテリア
 
▼無機的な粒子
鉱物繊維(断熱材など)
重金属、砂ボコリ(靴、窓の外から)
綿ボコリ(衣類、寝具、家具)

アレルギー症状
アレルギー症状=アレルギー体質×アレルゲンの量
花粉症で悩んでいる人もアレルゲンである「花粉」がなければ、症状は出なくなります。また、小児ぜんそく発作の原因の9割はダニ起因物質ですので、ダニに起因するアレルゲンを減らすことで発作を軽くすることができます。このようにひどいアレルギー体質の人でもアレルゲンの量が少なければ症状は軽くなりますし、逆に軽いアレルギー体質の人でもアレルゲンの量が多いと症状がひどくなってしまいます。

アレルゲンがある生活環境の中では、アレルゲンが体内に取り入れられてしまい、徐々にアレルギー体質になっていきます。・・・ですからアレルギーは「生活環境病」と呼ばれているのです。


アレルギーの改善
ランキングの2位にあがっていた「食品」の場合は、主として食事内容の改善による体質の改善を行いますが、「ハウスダスト」の場合は、主として室内環境の改善による「環境の改善」が必要になります。
水や食べ物は選ぶことができます。しかし吸い込む空気は選ぶことができません。人間が生活し生きていることで、密閉された室内の空気は汚れていきます。ですから空気をきれいに保つケアが重要になります。中でも最も重要なのが寝具の中のアレルゲン(ダニ起因物質)対策です。目に見えにくく、必ず1日6〜10時間ほど私たちはこの寝具に包まれているのですから。

ダニ(ダニはどこにいるのでしょう?)
 アレルギーの原因として脚光を浴びたダニ。ダニはどこにでもいます。もちろん家の中だけではなく、公園にも電車の中にも。ただ、ダニは体が小さくて弱いので、温かくて湿気の多いところ、そして餌(例えばふけや髪の毛みたいに高蛋白質のもの)がたくさんあるところに好んで住んでます。
 喘息アレルギーの80%、アレルギー性鼻炎の50%が、ダニアレルゲンといわれています。ダニが生息するのに必要な条件は、(1)高温多湿、(2)豊富な餌=ふけ・食べかす・カビ等、(3)もぐりこめる場所です。温度20から30C、相対湿度60から80%と、人間と好みは一緒です。寝具や畳、カーペット、布製のソファー、ぬいぐるみなどから多く検出されます。呼吸から入ることが多いことから、口や鼻の近くで使われる寝具の影響は大きいと考えられます。生きているダニだけでなく、死体から卵、糞まですべてがアレルゲンになります。
防ぐ方法は、掃除と換気。乾燥した状態をきらうので、家の中に湿気をためないようにし、晴れた日は窓をあけて室内の湿気を逃します。寝具やぬいぐるみ、クッションなどは天日に干し、ふとんたたきでたたいて中の埃を追い出してから室内に取り込みます。カバーもはずして洗濯しましょう。乳幼児は6ヶ月を過ぎるとダニに対して過敏に反応する様になります。ちょうどはいはいを始める時期です。変な薬剤で対応するよりも、掃除をこまめにした方が安全です。

ダニってそんなに悪者なの?
 ダニにもいろいろいます。蟻やのみみたいに刺すダニ。これは文句なく誰にでも良くないですね。ダニそのものは何にもしないけど、あんまりにも小さいので誇りと一緒に吸い込んでしまうものもあります。これは、ダニにアレルギーのある体質の人には大敵。喘息や気管支炎をひきおこす原因になってしまいます。

家の中ではどこにいるの?
 一番吸い込みやすい場所としては、枕や布団です。寝具は人の口に最も近いので、吸い込む率が非常に高いくなるのです。また寝ている間に汗や垢やフケがくっつくので、餌も豊富。あたたかくって湿り気があって、ダニでなくてもすみたくなりますよね。こんな快適な場所なので、たくさん子供もできて大繁殖。その他の場所としては、ペット、ぬいぐるみ、布製ソファーでしょうか。
どうしたらいいの? 
 太陽の光はとても強く、ダニを退治するにはとても効果的です。晴れた日には布団を干して、乾かして、ふとん叩きでしっかりたたいてダニの死骸や卵を浮き上がらせます。そしてその後に丁寧に掃除機をかけましょう。特に花粉アレルギーの人は、干している間に布団に花粉がついたりするので、しっかり叩き、念入りに掃除機をかけましょう。
 ついでに、布団をしまっておく押入も開けて、十分乾燥させて下さい。
アレルゲンとしてのダニ
アレルギー患者の約80%はハウスダスト(特にダニのフンや死骸・抜け殻)に反応するという調査報告があり、とくにアトピー性皮膚炎やぜんそくの最大の原因はダニであろうといわれています。ですからアレルゲンとしてのダニは、単に殺すだけではなく、その死骸やフンまでを除去しなければ、効果的なアレルギー対策にはなりません。なかでも私たちの健康を脅かすダニは、刺すダニではなく、「チリダニ」といわれるものです。
  人への影響 特  長 種  類
ツメダニ類 人間を刺す
血を吸う
全体の数%
畳やネズミ、野鳥に生息
イエダニ
クワガタツメダニ
チリダニ類 アレルギー疾患の原因 全体の90%
寝具・ソファーなどに生息
ヤケヒョウヒダニ
コナヒョウヒダニ
高温多湿を好むダニにとって最も適した生息環境は梅雨時ですが、人間にとって1年を通じて快適になった「住環境」はダニにとっても1年を通して好条件になったといえます。また、寝具の中のハウスダストには1グラム当たり7,000匹のダニが生息しているというデータもあり、2〜3年使っているフトンには数10万匹のダニが潜んでいることも珍しくありません。このような寝具に寝ていればアレルギーにならないほうが不思議なくらいです。
ダニ拡大写真
生体
  アレルギーの原因のひとつとされるこの刺さ
ないチリダニは、大きさ0.1〜0.5mm。約4週間で卵から成虫になり、脱皮を繰り返しながら約100日間生き続けます。メスは成虫の間に1日2〜3個の卵を産み、生きている間に体重の200倍のフンをします。
 
温度
25℃が最適な温度です。50℃になると死滅します。真夏に天日干しをすると、布団の表面温度は約50℃になります。しかし、内部は30℃ほどにしかならないため、ダニは内側に逃げ込んでしまいます。
     
湿度
湿度60%〜80%がダニが最も好む湿度です。50%以下になるとかなりの数が死滅します。人間が快適な湿度は40%〜60%。人間が快適な場所ではダニは生息しにくい湿度になるのですが、布団やベッド、ソファーの中などは湿度が高くなることを忘れないでください。
 
エサ
人間が1日に出す老廃物は平均1.5gほど。これをエサにすると、チリダニ150万匹分のエサ1日分に相当します。
カビ
 カビは地球上に7万種類も生息するといわれています。生命力は強く、なによりも湿気の多いところを好みます。繁殖しやすい場所は、家具の裏、タイル目地、壁紙、土壁など。湿気の多い建物では壁裏に結露してカビが生える場合も有ります。換気をしたり除湿機などで湿度調整を行うなどしてしっかりして、カビの好む条件を排除しましょう。

ペット
「ニオイと毛」は、ペットを飼っているご家庭には悩みのタネだと思います。ニオイは、ペットの毛や皮膚の老廃物・尿・フン・よだれなどが発生源です。ニオイについては多くのご家庭で芳香剤や消臭剤を使用されているのではないでしょうか?それとも仕方がないとあきらめていらっしゃるでしょうか?抜け毛が多いからフローリングに替えた方も多いかもしれませんが、それでは絶えずペットの毛やフケなどの老廃物が室内に舞う状態になります。特に簡易床用ワイパーなどで拭き取る場合は、ワイパー自体に吸引力が無いために、ワイパーがけ作業そのものが空気の攪拌(かくはん)行為となります。床面の微細なホコリを飛散させる結果となりますので、あまりおすすめできません。そのような意味からもフローリングのお手入れには吸引力のある掃除機の使用をお勧めします。ハウスダストのキャッチ機能を期待できないフローリングに対して、カーペットは空気中に浮遊するホコリや毛をキャッチするゴミ箱としての役割を果たしますので、こまめに掃除を行えば衛生的な環境を維持することが可能なのです。また、小型犬などの股関節炎の予防にも滑りにくいカーペットは非常に効果的といわれています。
イラスト
股関節炎の予防にカーペットを施工するケースも増えています。





カーペットのメンテナンス

お手軽なメンテナンス方法
 カーペットの汚れの80パーセントはホコリによるもの。毎日、まずカーペットの毛足にたまったホコリを、掃除機でゆっくりと吸い取ります。毛足の奥までホコリが入り込んでしまうと、取り除くのが困難ですのでこまめにかけることが大切です(スピーディなかけ方では、なかなかきれいになりません)。カーペットのメンテナンスも突き詰めていくと様々なノウハウや染み抜き剤、各種クリーニング剤がありますが、ここではちょっとした心がけで差がつく代表的なメンテナンスのコツをご紹介いたします。
こまめに、カーペットの毛足や根元にたまったホコリを掃除機で吸い取ります。
掃除機をゆっくりとかける

掃除機をかけるスピードと進行方向の.注意点

 掃除機サッサでは、ゴミはしっかり吸い取れません。
理想的な速度は一分で一平方メートル。畳6帖程度の面積のお部屋(約10平方メートル)なら約10分かかるわけです。ずいぶんゆっくりだと思われる方も多いでしょうが、ゆっくり丁寧に、毛足の根元までホコリを吸い取る感じで、気長にかけてください。掃除機の使い方で間違いやすいポイントとして素早く、そしてかけるストロークを長めにしてより広範囲を一度にといったかけ方をしてしまいがちです。掃除機は素早くかけるとほこりが上に持ち上げられて吸い取られる間もなく、すぐに掃除機が通り過ぎてしまうのでふたたび落ちてしまいます。そういう意味からも掃除機ははゆっくりとかけましょう。また掃除機の一度にかけるストロークの長さも、長すぎると端でノズルが浮き上がってしまい、ほこりの取り残しの原因となります。目安としては30cmほどが適当です。 また掃除機はゴミを吸収すると同時に、排気を出します。排気によるホコリの飛散にも注意しましょう。 見落としがちなポイントとしてうしろの排気側を掃除のかけ終わったほうに向けておく点にも注意を払いたいところです。なぜなら掃除機の後方から吹き出す排気の勢いで床のほこりが室内に舞い上がってしまい、空気中のほこりの濃度が10倍近くに上昇してしまいまうからです。掃除の際は換気をしっかりと取ることに注意してください。


力を入れすぎると逆効果(吸引力は減少する)
・毛を起こすようにして
 ギュ!とばかりに、掃除機の吸い込み口を力いっぱいカーペットに押さえつけてはいませんか。カーペットをこするのは逆効果。掃除機は力をこめてかけた所で、吸引力には差はありません。それどころか
掃除機はほこりと一緒に吸い込み口から風も吸い取る仕組みなので、力を入れて隙間がなくなると吸い込む風の量も減ってしまい吸引力からすれば逆効果になってしまいます。毛を起こして、パイルの根元に空気を通すようにして、奥にひそんだホコリを吸い取ります。カーペットには毛並みがありますから、まず始めに毛並み方向に、そして次に毛並みの逆方向に、二度がけするのが理想。時間に余裕のないときは、毛並みの逆方向にのみかけてください。
かけ方   かけ方
毛を起こすように 押さえつけてはダメ!



掃除機でダニ退治

掃除機はダニ退治にも効果的です。掃除機の吸引時のスピードは200km以上出ています。吸引されたダニはノズル内の壁に強烈なスピードで叩きつけられ、その98%以上が衝突死します。残りの2%もフィルターパック内で乾燥して死滅します。ダニは卵から1週間ほどでかえるので、週2回のペースで掃除機をかければ、ダニの繁殖を大きく抑えることができます。ただし、吸引力が強すぎると逆にダニやホコリを確実に除去できない場合もあります。「ダストピックアップ率」の側面から考えると余りに強力な吸引力の掃除機は吸引面との間に真空状態を作ってしまうこともあり、その場合逆に吸引力は低下するといわれているので注意が必要です。

タテ・ヨコにかけてダニ退治(毛の流れにそって)
掃除機をかけてもカーペットはダニが発生しやすい所です。しっかりとダ二を吸い取るには一畳につき1分が掃除機がけの目安です。タテ方向に毛足を立てるようにかけたら、次はヨコの方向にも往復でかけるのがコツです。掃除機は毛並を起こす方向にかけると効果的なので、あまり押さえ付けず、軽くかけるようにします。
毛並みの方向を知るには?
 ところで、カーペットの毛並み、どうやって方向を確かめますか。一般的には手でなでてみてカーペットの色が薄くなるほうが毛並みの方向。カーペットの色が濃くなる方向(毛並みの逆)に毛を逆立てるようにするとホコリが取れやすくなります。

掃除機選びのコツ

掃除機のキャッチコピーでよく目にする吸引仕事率(W)という数値、これはJIS日本工業規格で規定されたものですが、必ずしも実際の掃除機によるほこりの取れ具合を示したものではありません。吸引仕事率とは、掃除機本体にノズルと延長管を取り付けその先の吸引力を測ったもので、実際に掃除機でほこりを吸い取るテストで計測された数値ではないのです。カーペットなどでは同じ吸引仕事率でも、製品ごとにその性能に差が出ることもしばしばです。

これも実際に掃除機でほこりを取るテストをしていない指数であることが原因です。
吸引仕事率が高いからといってほこりの取れ具合もいいとは限りません。むしろ効果的な掃除の観点から言えば吸引仕事率を最大にして掃除を行うと、その吸引力が強いがうえに「真空状態」をつくっていまうと逆にゴミやホコリを吸い込まなくなってしまいます(テレビコマーシャルなどで、ハイパワーを謳い文句にボーリングのボールなどを持ち上げている光景を見たことがありますが、あの状態は単に真空状態を作り上げているだけで、物質の移動は止まっている状態です)。電気掃除機は吸込仕事率150W/h以上あれば最適ですが、500w/hを超えるようなハイパワー掃除機が必ずしも優れているとはいえません。消費者が勘違いしてしまうといった指摘もされています。これに対してIEC国際規格に基づいたテストにより導き出されるダストピックアップ率という指数では、実際に掃除機でカーペットのほこりを取るテストをした結果に導き出される指数ですので、より参考度の高い数値として利用することができます。

ダストピックアップ率と同時に注視すべきは同じくIEC国際規格である排気のクリーン度という指数です。これは排気に含まれるほこりや微粒子の量を測定したもので、その量が少ないものであれば、空気中のほこりの濃度の上昇も抑えることができます。

カーペットの月に1度のお手入れ
■洗剤をつけたぞうきんで
 日常のお掃除でホコリを取る以外に、カーペットに染み付いた汚れは、月に一度のふき掃除できれいにします。カーペットも繊維製品、要は洗濯する気持ちで洗剤ぶきをおすすめします。
 掃除機をかけた後、薄めた中性洗剤などにつけたぞうきんを固く絞ってふきます。毛並みの逆方向にふくのがポイント。最後に水ぶきをして、カーペットに洗剤が残らないようにします(雑巾は常に固く絞り水分を抑えてください)。
ぞうきん
■洗剤ぶきのコツ
・洗剤の量は
 バケツ半分の水に対して、キャップ一杯ほどが目安。汚れ具合、洗剤の種類によっても異なりますので、使用法・使用上の注意を確認してください。
バケツ
バケツ半分の水にキャップ一杯が目安
・ふく方向は?
 掃除機と同じ、一方通行で毛並みの逆方向に。
ふく方向   ふく方向
毛並みの逆方向に。 円をかいてはダメ!
・仕上げは?
 しっかり水ぶきします。洗剤分が残っていると再汚染の原因になります。
仕上げ   仕上げ
かたくギュッと絞って。 タオルはまめにすすいでください。
汚れていてはダメ!
・初めにチェック!
 洗剤でふく場合、初めにカーペットの隅のほうで、色落ちしないか、縮まないかチェックします。なお、漂白剤は絶対に使わないでください。
家事大好き
カーペットの隅でチェックします。

※素材によっては専門家に
カーペットによっては、取り扱いがデリケートなものがあります。カーペットの隅で色落ちチェックをするのはもちろん、とくに高価なシルクやウールの手織りカーペットなどは、販売元に相談してください。



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