装飾バランス・スタイルカーテン

ヨーロッパで数百年の歴史を持つ装飾バランスの基本スタイルと施工事例のご案内

ウィンドー・トップトリートメントとしての装飾バランスは、クラシカル、エレガンス、ゴージャス、トラッドをイメージしたスタイリングが主流ですが、多様な価値観や文化の融合、国際化が加速する近年の傾向として、これまでの伝統的な枠にとらわれない、いわゆる『ミックス・カルチャー』的ともいえるインテリア表現が、生地の「素材」「パターン」「配色」を通じたスタイリングの世界でも関わりを持ち始めました。

加えて、多岐にわたるライフスタイル、個性、年齢、性別といった要素が加味された、幅広い世代でのインテリア演出が採用されるようになってきています。

当社では、お客様のご要望に合ったファブリックスのご提案を通じて様々なスタイルの装飾バランスのスタイリングをご提案させていただいています。個性を育む、オートクチュールな窓辺をご自宅で演出してみませんか?

『装飾バランス』ご提案コンセプト

『ミツワインテリア』は、東京都・神奈川県を活動エリアとする窓装飾の専門店です。

当社ショールームでは、海外・国内有名ブランドのカーテン、レースを約1,000点の縫製展示品でご用意して「装飾アクセサリー」を組み合わせた装飾バランスのスタイル提案をしています。

窓周りだけの提案はもちろん、経験と実績豊富な専門スタッフが連携をとり「インテリアリフォーム」も含めた、トータル・インテリアコーディネートのご提案まで対応させていただくことができるのが、当社の特徴となっています。

スタイルバランスの製作には、適切な生地選定と入念な打合せが必要です。当社では、お客様とのコミュニケーションを大切にしたプランニングを心掛けています。

お客様がイメージする生活スタイル、家具や、床材、壁紙、照明などの特徴などをうかがい、最適のスタイル提案をさせていただきます。


『装飾バランス』についての豆知識

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ヨーロッパにおける『窓』の歴史

『窓』の持つ役割の変遷と『カーテン』の登場

ヨーロッパの歴史の変遷の中で、建築やインテリアの様式(構造・デザイン)は、風土や文化、宗教、生活習慣の影響を受けつつ変化をとげてきました。

元来、ヨーロッパの窓に対する価値は、採光以外では、外敵から身を守る防備に重点が置かれていたため小さく造られており、装飾的要素を求められることもありませんでした。

しかし、13~14世紀を最盛期とするゴシック時代を迎えると、建築様式の変化に伴い、窓を大きくとるようになり、権威の象徴である宮廷や、聖堂、教会、大邸宅などでは装飾製の高いステンドグラスが使用されるようになりました。

その他室内装飾における当時の装飾手法は、壁面に宗教画や肖像画をかけたり、色彩豊かなタペストリーなどを飾って室内の雰囲気を高めるものでした。

また、同時代の一般住宅の窓には、シャッターや日除け、防寒用としての布がかけられるようになり、その後次第に一枚掛けの「窓飾り」としての意味を持つカーテンが掛けられるようになりました。

スタイリングアドバイザー
平多 千春

『装飾バランス』の基本形
『ハードタイプ』と『ソフトタイプ』バランス

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『ハードタイプ(ペルメット)』と『ソフトタイプ』

日本では『バランス』という語をもって上飾りの総称として呼んでいますが、英国では布製のソフトでヒダのあるものを『バランス』、ストレートバランスの様に、ハードな板や芯の入ったタイプのものを『ペルメット』と呼び、使い分けています。

平面、水平、直角、直線の要素が強いペルメットは、窓辺をすっきり、スタイリッシュに引き締めますが、規則的なウェーブや伝統的なカットデザインを施したペルメットも、平面的な形状の中で、生地の個性を引き立てるにあたって採用されます。

平面的な「ペルメット(ストレートバランス)」に対して、曲線的なデザインとヒダやスワッグを多種多様に採り入れた、ソフトタイプのバランスは、室内空間を柔らかく優美に演出します。特に、ゴージャスなインテリア空間を表現する際には「スワッグ&テール」を初めとした様々なソフトタイプの装飾バランスが採用されます。

このように「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」では、空間に与える印象が変わりますが、基本的なフォルムの特質を踏まえたうえで、トリム(フレンジ)フリルといったスタイルのアウトラインを引き立たせるアクセサリーを付加しながらスタイリングしてゆくと、オリジナリティが高まります。

ハードタイプ(ペルメット)バランス


『装飾バランス』スタイリング集

ヨーロッパで数百年の歴史を持つ
『装飾バランス』の基本スタイルの一例を
ご紹介しております。

当社の「施工事例集」を多数ご紹介している『装飾バランス』のスタイリング図鑑です。

ストレートバランス
(フラット)
ストレートバランス
(スクエアカット)
ストレートウェーブバランス
ストレートバランス
(デザインカット・トリム付)
ストレートバランス
(フラット凸カット・トリム付)
キングストンバランス
(トリム付)
ボックスバランス
(箱ヒダストレート)
リバースボックスバランス
(逆箱ヒダストレート)
プリーツバランス
(ゴブレットバランス)
ギャザーバランス
(クレープストレート)
ギャザーバランス
(ペンシルウェーブ)
ギャザーバランス
(ペンシルカーブ)
スワッグ&テールバランス
スワッグ&テールバランス
(ネクタイ付)
ボウ(シングル)
スワッグ&テールバランス
スカーフバランス
(バイアス)

『バルーンシェード』・『オーストリアンシェード』
スタイル集

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バルーンシェード(バルーンスタイル)

バルーンシェードは、ローマンシェードを引き上げた時に裾部分がふくらみのあるバルーンの様な曲線を描き、また、引き下げた時は通常のカーテンの様に見えるシェードスタイルです。イギリスでは、このバルーンシェードも後述する「オーストリアンシェード(ブラインド)」の範疇で呼ぶこともあります。

ギャザーをたっぷり使った柔らかなものが代表的で、シアー(透過性のある生地/レース)や、薄手のカーテン生地を用いることが多く、優美で女性的なイメージを演出するため、様々なスタイルと併用されたり、出窓の装飾に使われることが多いスタイルです。

バルーンシェード(フリルなし)

バルーンシェード(フリル&トリム付)


『装飾バランス』の製品仕様

製品高さは「バルーンシェード」「オーストリアンシェード」の幕体がフラットになるまでおろした時の高さとなります。お好みのスタイルにより、フリルをつける場合とつけない場合をお選びいただけます。

バルーンスタイル幕体
オーストリアンスタイル幕体

バルーンシェード』上部ヒダの仕様 

『バルーンシェード』も窓の形状や求めるインテリア性、さらには使用する生地の特性の違いによって個別に製作仕様を選定することができます。

裾フリル丈の目安

『バルーンシェード』の裾フリルの丈については、製品高さに応じて、下記のようなフリル丈が目安になります。

製品高さフリル丈
480mm~2,200mm120mm
2,210mm~3,000mm160mm

ギャザーヒダ

細やかなギャザーが寄ったタイプ。柔らかな生地に向いています。

裾フリル付
裾フリルなし

プリーツヒダ

3つ山ヒダでタックをとるタイプ。中厚の生地に向いています。

裾フリル付
裾フリルなし

ボックスヒダ

箱ヒダでシンプルなタイプ。張りのある生地がスタイルに向いています。

裾フリル付
裾フリルなし

『装飾バランス』の
事例紹介

マンション ご入居前「インテリア」リニューアル事例
「クラシックエレガント」提案事例
中古マンションご入居時における「フラットバランス」コーディネート事例
「LD」でのコーディネート事例
賃貸マンション ご入居時における「スワッグバランス」コーディネート事例
「主寝室」のコーディネート事例
「デザイナーズギルド」のファブリックをメインに使用したコーディネート事例
「ゲストルーム」のコーディネート事例
「FISBA(フィスバ)」のファブリックをメインに使用したコーディネート事例
「主寝室」のコーディネート事例
住まいのリフォームに合わせた窓辺のリニューアル事例

こちらは、築40年の注文戸建住宅を本格的な「英国クラシックスタイル」のインテリアにリノベーション・リフォームをされたお客様宅でのウィンドゥ・スタイリング事例です。

もともと「和室」であった奥側の居室を新たに「リビング」にリノベーションされた際、リニューアルされた「掃出窓」に、ウィリアム・モリス(1862年)の作品『Fruits(フルーツ)』のファブリックをご採用いただき、窓辺のトータルスタイリングをさせていただきました。

戸建住宅「ウィンドゥ・スタイリング」事例

『装飾バランス』と相性の良いインテリアコーディネート集

様々なお客さまのご要望に合った『トータルインテリア』のスタイリングをお手伝いさせていただきます。

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