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1.5倍ヒダ(2ツ山)、形態安定加工未加工品(写真左)と、『フィーロ標準縫製(2.3倍ヒダ・ファインファインウェーブ加工)』品(写真右)の縫製仕上がりイメージの比較。 |
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『ファインウェーブ(形態安定加工)』が施させた縫製品と、未加工品の当社展示比較例をご紹介いたします。
生地は、色違いですが、川島織物セルコンの生地で人気の高い「ウイリアム・モリス(モリス・デザインスタジオ)」シリーズの作品の中から『ハニーサクル&チューリップ」で比較してみましょう。
左側のグリーンの生地の縫製は、1.5倍ヒダ(2ツ山)のスタンダード縫製で、形態安定加工を施していないものです。
ウィリアム・モリスの織物生地は糸がしっかりとした厚手の生地ですので、「ファインウェーブ(形態安定加工)」による美しいドレープの演出効果が良くお分かりいただけます。
このような織物生地は、タテ方向の糸と横方向の糸から構成されていますが、通常、しっかりとした質感の生地は横方向の糸の張りが強いため、そのまま縫製すると、写真の様に裾部分のプリーツが横張りのために乱れる傾向にあります(業界では、生地が暴れると表現することもあります)。
この様なプリーツの乱れを安定させるために、川島織物セルコンでは、2倍ヒダ(3ツ山)から2.3倍ヒダ(3ツ山)の 『フィーロ標準縫製』の中で、ポリエステル100%の生地に対しては、,熱プレス加工による「ファインウェーブ加工」が標準仕様でかけられている場合が多く見受けられます(一部の薄く柔らかい生地はオプション対応)。
ただし、「ファインウェーブ加工」は、1.5倍ヒダ(2ツ山)の縫製仕様には対応されない(加工釜の構造上、2倍ヒダ以上に対応)ため、1.5倍ヒダ(2ツ山)縫製の生地に対しては『ソフトウェーブ(簡易形態安定加工)』を適応させる場合がございますが、『ソフトウェーブ加工』をの場合は、洗濯回数に対する安定の程度は「ファインウェーブ加工(5回程度対応)」よりは劣りますことをご了承ください。
1〜3回の洗濯(生地の硬さによって異なる)による型崩れを比較的低コストで防止することが出来るため、特注指定の場合のみ、オプション加工を承ることがございます。
生地によっては対応できないものがありますので、詳細はご相談くださいませ。
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