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和室から洋間へのリフォームの流れ |
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まず最初に畳床をフローリングに貼り替えます。この際念頭に置いておかなければならないことは、一般的なカーペットからフローリングへのリフォームとことなり、和室から洋室へのリフォームでは、床の厚み調整が念入りに必要になるということです。比較的リフォームがやり易い戸建住宅の場合でも、最低畳の厚み(約4cm)とフローリング(約1〜2cm)との厚みの差をコンパネ材で調整しなければなりませんし、マンションなどの場合は、写真のように畳の下に4〜5cmの発泡スチロール下地(遮音・防湿)が敷かれている場合がほとんどなので、コンパネ下地の下にさらに大引(おおびき)・根太(ねだ)といった下地の下地が必要となります。 |
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畳と発泡スチロール下地を撤去したら、まず大引(おおびき)下地を部屋の周囲に配します。大引の役割は床組みの際に根太(ねだ)下地を受ける横架材として非常に重要なポイントです。 |
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大引が組み終わったら、次に30cm間隔に根太(ねだ)下地を組みます。根太は床組みの際に床板を支える横架材です。この根太組みが終わったら、くさび等で隙間の微調整を行い、次に大引と根太の隙間に発泡スチロール下地を戻し遮音・防湿性能を高めます。 |
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つぎに、根太下地の上に(遮音)フローリング用のコンパネ下地を貼ります。最終的にフローリングを敷いた際に、元の畳の高さに合わせなければならないので、この高さ調整は一貫して念入りに行われなければなりません。 |
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今回は、マンション和室のリフォームですので、L-40等級の遮音フローリング材を使用しました。最近ではご存知のとおりマンションリフォームの際では管理組合の取り決めなどで遮音等級L45以上(この数値が小さくなるほど遮音性能が高い)の使用を義務付けられておりますので、注意が必要です。現在一般的に取り扱われている遮音材はフローリングの場合L-40が最高値とされています。 |
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フローリンクが貼りあがり、いよいよ次は壁紙と家具のリフォームです。ご覧のように元もとの和室に据え付けられている棚をそのままにしていてはせっかくの洋室のリフォームも中途半端になってしまいます。棚の部分を塗装するというアイデアもありますが、今回は表面強度・耐水性・デザイン性に優れたフィルムシートを使用して家具のリフォームを行います。 |
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←の写真は(![]() このフィルムシートはカラーバリエーション・素材バリエーションともに豊富なので、家具や柱・出窓などの木部はもちろん、金属・プラスチックのあらゆる素材への施工が可能です。また、ヘア・ドライヤーを使用することにより曲線部分への収まりに対応することもできます。 壁紙はヨーロピアンスタッコ調のイエロー仕上げます。壁飾りや、壁掛け照明などを配するとより雰囲気が出るでしょう。 |
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←の写真は(![]() 今回は、天井部分の壁紙も壁と合わせたことで色彩的に統一感のあるお部屋ができました。従来和室の無着色木部もオフホワイトに塗装するとグッと壁紙が引き立ちます。最後に照明を取り替えて完成です。 当店は、お客様のご希望のイメージに合わせたトータルインテリアショップですので、なんなりとご相談下さい。リフォームはもちろん、オーダーカーテン・ブラインドのコーディネートも行っております。 |