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    リフォーム事例5 東京都内 注文戸建住宅・リフォーム 施工事例 「特殊設計の」注文住宅の導線部における、カーペットのコーディネート張り替え事例です。施工事例詳細を見る。








カーペット の 『敷き詰め施工』

お部屋のサイズに合わせて敷詰めたカーペットは美しいばかりでなく、機能的にも非常に優れた側面を持っています。ここではカーペットの持つ魅力を実際の工事写真を通してご紹介します。
カーペット の 『敷き詰め施工』 の流れ 足元が暖かいカーペットの魅力
近年、フローリングに代表される木質床材がその外観から人気をよんでいますが、床が冷える・階下に音の振動が伝わりやすい・転倒した際のクッション性が悪いなど、
実際の生活における快適性を考えられた場合、機能性に優れたカーペットの長所が見直されています。特に、小児や高齢者、冷え性の方、高血圧の方、心臓疾患のある方をかかえる家庭などで広くご愛用いただいております。
今回の工事ではカーペットとアンダー・クッション下地材の貼替えを行います。
本来、木質の床材であるお部屋に敷詰めカーペット工事を行う場合は、部屋の外周にグリッパー枠を配置します。左の写真のグリッパーは壁方向に向かって無数の釘(カーペットの厚み以下)が伸びており、部屋の一辺ごとにテンションをかけながらカーペットを伸張させてロックします。グリッパーと壁部の巾木との間には、巻込んで固定するカーペットの厚み程度の隙間を確保して、その隙間にカーペットの端部を巻き込み、仕上げます。また、居室の周辺にグリッパー枠を配置し、「太鼓貼り」の要領で仕上げを行うこの工法の場合、グリッパー枠の内側に段差調整用のアンダー・クッション材を敷詰めて、フロア全体のレベル調整を行います(軟質のクッション材のため、硬質で斜外側方向に固定用の釘が突出しているグリッパー材より厚みを持たせます)。 「グリッパー工法」における、アンダークッション材による、レベル調整の施工の様子です。敷詰めカーペットの魅力は、左の写真のアンダークッション下地を用いてカーペットの機能を最大限に引き出すことでしょう。戸建ての2F部分やマンションに用いると、フローリング床材をはるかに上回る優れた遮音性能を発揮し、階下への音の震動に配慮された快適な生活が確保できます。約10mm前後のクッション材をカーペット下地に用いると、歩行の柔らかさと衝撃の吸収力が格段に増します。写真の施工例は汎用品ですが、さらに遮音性能の高いウレタン素材のクッション下地材を使用しますと、クッション性がより高まり長期間持続され快適度が向上します。アンダークッション材を敷く事により、フロア面が下地材とカーペットの2重構造になるため、冬場も暖かい保温性と弾力性に富んだフロアに仕上がります。

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